「自分の心に耳を傾けなさい」ミシガンのサンタクロースが教えてくれたこと 30 days challenge #day5
おはようございます!
30日チャレンジ5日目です。
今日は僕の大好きなクリフトンについて。
彼は父親の仕事仲間であり一番の親友です。
アメリカので漆工芸作家をしていて、漆の勉強、調達、芸大の講師のために毎年日本にやってきます。父とクリフトンが出会った話もなかなか面白いので今度記事にしようかと思いますが今回は割愛させていただきます。
クリフトンは僕が小学生くらいのときから毎年実家に来ていて、「今年もクリフトンサンタが来る!」(実際たくさんの外国のお土産を持ってきてくれた)と楽しみにしていたのを覚えています。「英語を頑張って将来は海外でいろんな人と話がしたい!」と僕が海外に興味を持つきっかけになったのも彼のおかげです。
( 2年くらい前にアメリカから奥さんお手製のサンタ帽を持参して仙台に寄ってくれた時の写真)
そして僕が成長して大学に入って数年、子どもの頃の夢がひとつ叶いました。
「絆プロジェクト」という外務省のプロジェクトでアメリカに行けることになったのです。プログラム終了後2週間ほど自由な時間が与えられていたので早速クリフトンに連絡を取り、2週間を全部彼のところで生活させてもらうことにしました。
前置きをが長くなりましたが、その2週間で僕はたくさんのことを彼から学びました。
そんな彼が言っていて今でも心に突き刺さっている言葉を紹介したいと思います。
(僕が大好きな"KIKO"という造語も彼から教えてもらいました。)
クリフトンのところに滞在中、彼は僕をミシガン湖という大きな大きな湖へ連れてってくれました。そして海岸(湖岸?)を二人でゆっくり歩きながらいつものようにいろんな話をしました。
そして、普段笑顔でしわくちゃな顔が、「キュッ」と締まって、瞳は自分の過去を思い返すように遠くをみつめ、彼は話し始めました。
「いいかい、与茶。
人生は短い、そしてやり直しはきかない。
自分の心に耳を傾けなさい。
頭じゃなくて、ここに。」
彼は自分の心臓を指差した。
「何かに行き詰まったとき、答えはいつもここにある。
自分の心が正しいと思うことをしなさい。
そしてその道を信じて進みなさい、
そうすれば次に進むべき道は自然と見えてくるよ。」
聞くと、クリフトンは若いころニューヨークで日々忙しく働いていて自分の心に耳を傾けることができていなかったそうです。お金が貯まっていく一方でずっと物足りない何かが心に残っていたそうです。その頃は多くのストレスがたまっていたらしいです。しかし「このままではいけない」と自分の本当にしたいことをじっくり考えることにしたそうです。その結果、ミシガン州のど田舎で自然保護のNPOの代表をしながら、工芸作家として生活し始めたそうです。それからは毎日楽しく充実していた(もちろんたくさんの壁はあったけど)そうです。今の奥さんともその過程で出会ったと言います。(日本料理がすごく上手なナンシーという素敵な奥さん)
父とクリフトンが出会ったのも、
僕がクリフトンに出会い、アメリカに行くことになったことも、
そして今こうしてブログを書いているのも、
クリフトンが自分の心に耳を傾けたからこその出来事です。
「忙」しいときこそ「心の声」が聞こえにくくなっているのかもしれません。
そのときは一度立ち止まって、
深ーく深呼吸をして、
自分の心に耳を傾けたいものです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
Stay hungry, stay foolish and stay smiley!
素敵な1日を!